外壁塗装のお金がないときの6つの対策を徹底紹介

外壁塗装のお金がない人必見!今すぐ実行できる6つの対策

外壁塗装には、ある程度まとまった費用が必要です。そのため、「お金がないから」と外壁塗装をつい後回しにしてしまう方も少なくありません。
しかし、塗り替えを長年放置すると、外壁だけでなく家全体の劣化につながり、かえって高額な修繕費がかかる可能性があります。外壁塗装は、家を守るための「予防策」でもあるのです。

とはいえ、「今は予算が足りない…」という方もご安心ください。 外壁塗装のお金がないときでも、取れる対策は複数あります。 火災保険や補助金の活用、ローンや塗料の見直しなど、状況に応じた選択肢を知っておくことで、無理なく家を守ることができます。

この記事では、外壁塗装にかかる費用の相場や、外壁塗装のお金がないときに取れる6つの対策、そして信頼できる業者選びのポイントまで徹底解説します。

30秒でわかるこの記事のポイント

外壁塗装の費用に不安がある方へ。予算がなくても後悔しない選択肢と注意点を解説。

  • リフォームローンや助成金制度を活用すれば、費用負担を軽減できる
  • DIYや格安業者への依頼は、施工不良や追加費用のリスクがある
  • 業者選びでは価格だけでなく、保証・実績・対応力も要チェック
  • ちば住宅コープなら、信頼できる業者選定と制度活用の相談が可能

外壁塗装のお金がないからと放置すると危険な理由

外壁塗装は「見た目のため」だけではなく、雨風や紫外線から家を守る重要なメンテナンスです。とはいえ、費用面の不安から先延ばしにしてしまう方も少なくありません。

しかし、外壁の劣化を放置すると、修繕費が高額になるだけでなく、雨漏りやシロアリ被害など家全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。ここでは、放置によって起こり得る具体的なリスクを解説します。

外壁の劣化が進むと修繕費が高額になる

外壁塗装を長期間行わずに放置すると、塗膜が劣化し、雨水や紫外線の影響を直接受けるようになります。これにより、外壁材そのものが傷み、塗装だけでは済まない「張り替え」や「補修工事」が必要になることがあります。結果として、数十万円〜百万円以上の修繕費がかかることもあります。

塗装と修繕の費用比較例を、以下に一覧表にしてみました。参考になさってください。

塗装工事と修繕工事例 費用目安(30坪)
外壁塗装のみ 約60~110万円
外壁材の張替 約170~250万円
外壁重ね張り 約150~220万円

早めの塗装は、将来的な高額出費を防ぐ「予防投資」として非常に有効です。

外壁補修工事については詳しくはこちら

雨漏り・カビ・シロアリなど二次被害のリスク

外壁塗装の劣化を放置すると、雨水が内部に浸入しやすくなり、家の構造部分にまで影響が及びます。雨漏りが発生すると、室内の天井や壁が傷むだけでなく、湿気によってカビが繁殖し、健康被害の原因にもなります。さらに、湿った木材はシロアリの温床となり、柱や土台が食害されるリスクもあります。

外壁の劣化を放置した場合、以下のような二次被害が考えられます。

外壁の劣化は、見た目以上に深刻な問題を引き起こす可能性があります。

  • 雨漏りによる天井・壁の腐食
  • カビの繁殖によるアレルギー・喘息
  • シロアリ被害による構造の弱体化
  • 電気配線の漏電・火災リスク

外壁の劣化は、見た目以上に深刻な問題を引き起こす可能性があります。

資産価値の低下や売却時の不利につながる

外壁の状態は、住宅の資産価値や売却時の印象に直結します。外壁が汚れていたり、ひび割れや剥がれが目立つと、購入希望者に「メンテナンスされていない家」という印象を与え、査定額が下がる原因になります。特に築年数が経過している住宅では、外壁の美観と保護性能が査定の重要なポイントになります。

外壁状態による査定への主な影響を比較してみました。

外壁状態 考えられる査定への影響
定期的に塗装済み プラス数十万円
劣化・放置あり マイナス数十万円

将来的に売却や相続を考えている場合でも、外壁塗装は資産価値を守るための重要な手段です。

外壁塗装にかかる費用はどのくらい?

外壁塗装にかかる費用は、外壁の面積や使用する塗料の種類、劣化の程度などによって大きく異なります。目安を知っておくことで、見積もりの妥当性や予算計画が立てやすくなります。
この章では、一般的な住宅の坪数ごとに、塗装面積と費用相場をご紹介します。

一般的な外壁塗装の費用相場

以下は、住宅の延べ床面積(坪数)ごとに算出した、外壁塗装の塗装面積と費用相場の目安です。

坪数 塗装面積 費用相場
20坪 約79㎡ 約40~70万円
30坪 約119㎡ 約60~110万円
40坪 約158㎡ 約70~140万円
50坪 約198㎡ 約80~180万円

※1坪=約3.3㎡で換算。外壁の形状や劣化状況、足場の有無・付帯塗装の有無、使用する塗料のグレードによっても費用は変動します。

例えば、耐久性の高い塗料を選べば初期費用は上がりますが、長期的には再塗装の回数が減り、結果的にコストを抑えられることもあります。複数社から見積もりを取り、内容を比較することが大切です。

屋根塗装も同時に行った場合の費用相場

外壁塗装の寿命は10〜20年、屋根塗装の寿命は約10年とされており、タイミングが重なることが多いため、同時施工がおすすめです。外壁と屋根を別々に塗装すると、それぞれに足場代がかかってしまいますが、同時施工なら足場代が一度で済み、結果的に費用を抑えられるのが大きなメリットです。

なお、屋根の面積は勾配や形状によって異なりますが、費用の目安は以下の通りとなります。

塗装工事項目 費用目安(30坪)
外壁塗装のみ 50~125万円
屋根塗装のみ 26~70万円
外壁+屋根塗装(同時) 64~167万円

※屋根の素材や劣化状況によって追加費用が発生する場合もあります。

長期的なメンテナンス計画を考えるなら、外壁と屋根の同時塗装はコスト面でも合理的な選択肢です。

外壁塗装と屋根塗装を同時に行う際の費用相場について詳しくはこちら

外壁塗装のお金がないときに取れる6つの対策

見積書と塗装用の刷毛外壁塗装をしたいけれど「今は予算が足りない…」という方も、あきらめる必要はありません。費用を抑える工夫や、補助制度・ローンなどを活用することで、無理なく塗装を実現できる方法があります。

ここでは、外壁塗装のお金がないときに検討したい6つの具体的な対策をご紹介します。相見積もりの取り方から、塗料選び、資金調達の手段まで、状況に応じた選択肢を知っておくことで、家を守るための一歩が踏み出せます。

相見積もりを取って適正価格を見極める

相見積もりとは、複数の業者に同じ条件で見積もりを依頼し、価格や内容を比較することです。

外壁塗装は、使用する塗料や施工範囲が同じでも、業者によって提示される金額が大きく異なることがあります。

中には不要な工事や高額な塗料を提案するケースもあるため、複数社の見積もりを取ることで、適正価格や信頼できる業者を見極めることができます。費用だけでなく、保証内容や施工実績なども比較し、納得できる依頼先を選ぶことが重要です。

塗料のグレードを見直してコスト調整

外壁塗装に使われる塗料は、種類によって価格も耐久性も大きく異なります。初期費用を抑えたい場合は安価な塗料が選ばれがちですが、耐用年数が短く、再塗装の頻度が増えることで結果的に総コストが高くなることもあります。

以下は2025年時点の主な塗料の費用相場と耐用年数の目安です。

塗料の種類 ㎡あたりの費用相場 耐用年数の目安
アクリル塗料 約1,000~1,800円 約5〜7年
ウレタン塗料 約1,800~2,500円 約8〜10年
シリコン塗料 約2,500~3,500円 約12~15年
ラジカル塗料 約3,000~4,000円 約13~16年
フッ素塗料 約4,000~5,500円 約15〜20年
光触媒塗料 約4,500~6,500円 約15~20年
無機塗料 約4,500~6,000円 約20〜25年

近年はフッ素塗料の原材料価格が高騰しており、取り扱う業者や製品の選択肢が減少傾向にあります。そのため、予算に余裕がない場合は、ウレタン塗料やシリコン塗料など、耐久性とコストのバランスが良い塗料を選ぶのが現実的でしょう。長期的なメンテナンス計画に合わせて、塗料の選定を見直すことが重要です。

地域密着型の業者に依頼して中間マージンを削減

外壁塗装の施工業者には、大手ハウスメーカーから地域密着型の専門業者までさまざまあります。コストを抑えたい場合は、最初から地域密着型の施工業者に依頼するのが効果的です。

大手に依頼すると、実際の施工は地元の下請け業者が担当することが多く、その分中間マージンが発生します。

一方、地域密着型の業者なら、施工まで一貫して対応するため中間マージン分最小限に抑えられ、同じ工事内容でもリーズナブルな価格で依頼できる可能性があります。地元の評判や施工実績を確認しながら、信頼できる業者を選びましょう。

火災保険を活用して自然災害の補償を受ける

台風・突風・竜巻・雪害・雹(ひょう)などの自然災害によって外壁が損傷した場合、火災保険が適用されることがあります。

補償を受けるには、災害の発生から原則3年以内であること、そして補修費用が火災保険の免責額を超えていることが条件です。

ただし、保障の範囲は保険商品によって異なり、基本保障で対応できる場合もあれば、特約が必要なケースもあります。

風災や水害による外壁の劣化が見られる場合は、まずご自分が加入している火災保険の保障内容と適用条件を確認しておきましょう。

リフォームローンを利用して分割払いにする

リフォームローンとは、住宅の修繕や改修にかかる費用を対象とした専用のローンで、外壁塗装にも利用できます。まとまった資金がなくても、分割払いで工事を進められるため、予算に不安がある方にとって現実的な選択肢です。

特に無担保型ローンは、担保不要で審査も比較的スムーズ。金利や返済期間は金融機関によって異なるため、複数のプランを比較し、自分に合った無理のない返済計画を立てることが大切です。

外壁の劣化を放置せず、早めにメンテナンスを行うための手段として、ローンの活用も視野に入れてみましょう。

当コープでもリフォームローンに対応しておりますので、ご相談ください。

助成金・補助金を確認する

外壁塗装の費用を抑えたい方は、自治体の助成金・補助金制度を活用できる可能性があります。

例えば、千葉県八千代市では「木造住宅耐震改修費補助事業」があり、耐震改修と併せて行うリフォーム工事に対して費用の1/3(上限30万円)が補助されますが、2025年度は申請上限に達し受付終了となっています。

制度の多くは「契約・施工前の申請」が条件となっており、タイミングを誤ると対象外になるため注意が必要で、事前確認が重要です。

外壁塗装の補助金について詳しく知りたい方はこちら

お金がないときでも避けるべき外壁塗装の選択肢

予算が厳しいときでも、外壁塗装において避けるべき選択肢があります。安易な判断は、かえって家の劣化を早めたり、将来的な修繕費を増やす原因になりかねません。
ここでは、外壁塗装で後悔しないために、費用が足りないときでも選ばない方がよい4つの対処法をご紹介します。

劣化したまま放置する

外壁塗装のお金がないからといって、そのまま放置するのは危険です。塗膜の防水効果が低下すると、雨水が外壁内部に浸透しやすくなり、やがて柱や土台などの構造部分まで腐食が広がります。

こうした構造部分の補修には大規模な工事が必要となるため、外壁塗装だけを行うよりも費用が高額になる可能性があります。

結果的に、放置することで家全体の寿命を縮め、将来的な負担が増すことになりかねません。予算が厳しい場合でも、劣化を放置せず、早めの対策を検討することが重要です。

耐用年数が短い塗料を使う

耐用年数が極端に短い塗料を選ぶと、1回あたりの施工費用は安く済みますが、塗り替えの周期が早まり、結果的に再施工の回数が増えてしまいます。その都度、足場代や人件費などの付帯費用も発生するため、長期的に見るとトータルコストが高くなる可能性があります。

特に、アクリル系などの低グレード塗料は初期費用の安さが魅力ですが、耐久性に乏しく、数年ごとに塗り替えが必要になることも。予算が限られている場合でも、耐用年数とコストのバランスを考慮し、安さだけで塗料を選ぶのは避けた方が賢明です。

DIYで塗装する

外壁塗装に使用する塗料や道具は、ホームセンターやインターネット通販で手軽に購入できるため、DIYに挑戦しようと考える方も少なくありません。

確かにDIYなら、人件費や諸費用などを節約できるメリットがありますが、外壁塗装には専門的な知識や技術が求められます。施工方法を誤ると、見た目が悪くなるだけでなく、防水性の低下やクラックの発生など、建物の劣化を早める原因になります。

結果として、塗装を一からやり直す必要が生じ、時間・手間・費用のすべてが無駄になる可能性も。そのため、DIYによる外壁塗装は慎重に判断すべき選択肢です。

相場よりも格安価格を提示してくる業者に依頼する

外壁塗装業者を選ぶ際は、相見積もりを取って条件を比較することが重要ですが、費用だけで決めてしまうと後悔する可能性があります。

特に相場よりも極端に安い価格を提示してくる業者には注意が必要です。施工後に法外な追加費用を請求されたり、手抜き工事による不具合が発生するなど、トラブルにつながるケースもあります。そのため、業者選びでは価格だけでなく、施工実績・保証内容・口コミなども含めて総合的に比較することが大切です。

安さだけで選ぶと後悔する「危険な業者選び」の落とし穴

外壁塗装の費用を少しでも抑えたいという思いから、安さだけで業者を選んでしまうと、後々大きなトラブルにつながることがあります。価格が極端に安い業者の中には、手抜き工事や保証なしの施工を行うケースもあり、結果的に再工事や追加費用が発生することも。

ここでは、外壁塗装で後悔しないために、契約前に確認すべきポイントや信頼できる業者を見極めるコツなど、注意すべき落とし穴について解説します。

手抜き工事・保証なし・施工不良のリスク

外壁塗装を格安業者に依頼した結果、手抜き工事や施工不良が発生するケースは少なくありません。保証が付いていない場合、トラブルが起きても自己負担で再施工せざるを得なくなります。

特に注意すべきリスクは以下の通りです。

  • 下地処理を省略し、塗膜がすぐに剥がれる
  • 規定より薄く塗ることで防水性が低下
  • 使用塗料の品質が不明確
  • 工事後の保証やアフター対応がない

こうした施工不良は、見た目だけでなく住宅の耐久性にも影響します。業者選びでは価格だけでなく、施工体制や保証内容も必ず確認しましょう。

契約前に確認すべきチェックポイント

外壁塗装を依頼する前に、契約内容や業者の信頼性をしっかり確認しておくことが重要です。安さだけで決めてしまうと、後々トラブルにつながる可能性があります。

  • 見積書に「塗料の種類・施工範囲・工程」が明記されているか
  • 保証内容や期間が明示されているか
  • 施工実績や口コミなど、第三者の評価が確認できるか
  • 担当者の説明が丁寧で、質問に的確に答えてくれる
  • 契約前に工事内容や費用の変更点がないか確認できるか

これらを確認することで、安心して外壁塗装を任せられる業者かどうかを見極めることができます。

信頼できる業者を見極めるコツ

外壁塗装を安心して任せるには、信頼できる業者を見極めることが欠かせません。価格だけでなく、対応力や施工品質、アフターサービスなども含めて総合的に判断することが大切です。

以下のポイントを参考に、業者選びの精度を高めましょう。

  • 地元での施工実績が豊富で、評判が確認できる
  • 見積書や契約書の内容が明確で、説明が丁寧
  • 質問や相談に対して誠実に対応してくれる
  • 保証制度やアフターサービスが整っている
  • 第三者機関や団体に加盟している(例:住宅関連協会など)

これらの要素をチェックすることで、信頼性の高い業者を選ぶ手助けになります。

外壁塗装のお金がないときに関するQ&A

外壁塗装の費用が足りない場合、どうすればいい?
外壁塗装は高額になりがちですが、費用が足りない場合でも対策はあります。リフォームローンを活用すれば分割払いが可能になり、急な出費を避けながら必要な工事を進められます。また、自治体によっては補助金制度が活用できる場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
助成金や補助金は誰でも使えるの?
助成金・補助金制度は自治体ごとに条件が異なり、誰でも使えるわけではありません。対象工事や申請時期、事前申請の有無など細かな要件があるため、外壁塗装を検討する段階で各自治体の制度を確認することが重要です。申請前に契約・施工してしまうと対象外になることもあるので注意しましょう。
安い業者に頼めば費用は抑えられる?
費用だけで業者を選ぶと、手抜き工事や保証なしの施工など、後悔につながるリスクがあります。極端に安い見積もりには注意が必要で、施工実績や保証内容、対応の丁寧さなども含めて総合的に判断することが大切です。信頼できる業者を選ぶことで、結果的に長持ちする塗装につながります。

まとめ:お金がなくても外壁塗装ができる選択肢はあります!

外壁塗装は高額な工事ですが、「お金がないからできない」と諦める必要はありません。リフォームローンの活用や自治体の助成金・補助金制度を調べることで、費用負担を軽減できる可能性があります。

ただし、安さだけで業者を選ぶと、施工不良や追加費用などのトラブルにつながることもあるため注意が必要です。信頼できる業者を見極め、適切なタイミングで制度を活用することで、安心・安全な外壁塗装を実現できます。

千葉県知事の認可を受けた住宅専門の生協ちば住宅コープは、適正価格と信頼できる施工体制が強みです。生協コープとしての透明性と公共性を担保し、お客様にとって不利益になるような無理な営業は行いません。厳しい基準をクリアした「プロデューサー組合員」と呼ばれる施工業者が在籍し、高品質かつ適正価格での補修工事を行っています。ご相談から工事まで、安心してお任せください。

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