
外壁塗装の施工内容によっては、お住まいの自治体から助成金や補助金が支給されることもあります。
外壁塗装には多額の費用が必要ですが、助成金や補助金を上手に使えばコストを節約できるでしょう。
ただし、助成金・補助金を受け取るには一定の要件を満たした上で、所定の申請手続きを行わなければなりません。申請の手順を間違えると助成金・補助金を受け取れなくなるため、注意しましょう。
今回は、助成金・補助金の目的、2026年(令和8年)最新の千葉県内の戸建住宅の外壁塗装に使える制度をご紹介します。また、申請の方法についても解説しますので、お役立てください。
目次
なぜ、外壁塗装に助成金・補助金が利用できるのでしょう?
助成金・補助金とは、いずれも国や地方自治体による返済不要の支給金です。外壁塗装工事でこれらが利用できるのには、主に次のような理由があります。
省エネ対策としての助成・補助制度
エネルギー価格の高騰や地球温暖化による気候変動への対策として、住宅にも建物の消費エネルギー削減が求められています。
近頃の外壁塗料は遮熱効果や断熱効果のあるものが多く、冷暖房の効率が良くなって節電につながります。そのため、外壁塗装によって遮熱性や断熱性を高める「省エネ」を目的にリフォームを行った場合、助成金や補助金が適用されるケースが多くなっています。
※省エネ目的の場合、遮熱・断熱性能のある塗料(一定の基準を満たすもの)を使用することが前提となります。
その他住宅リフォームへの助成・補助制度
建築資材や塗料の値上がりが続く中、省エネ目的以外の外壁塗装工事でも活用できる制度があります。
例えば、耐震性を向上するためのリフォームに含まれる外壁塗装、空き家の利活用、身内と同居・近居するためのリフォーム、結婚・移住に伴う新生活支援の一環として行われる外壁塗装などです。要件は自治体によって大きく異なります。
千葉県で使える外壁塗装の助成金・補助金をチェック!
千葉県内でも市区町村によって助成・補助制度の有無や内容が異なります。2026年(令和8年)度の最新状況をチェックしましょう。地方自治体の補助金は、毎年4月の新年度予算成立とともに詳細が発表・受付開始されるのが一般的です。
2026年(令和8年)に外壁塗装に使える制度または見込まれる市区町村一覧
以下は、2026年度も引き続き制度を実施している、あるいは例年制度を実施しており本年度も募集が見込まれる千葉県内の主な市区町村です。
| 市区町村名 (50音順) |
助成金・補助金の制度名 | 概要 |
|---|---|---|
| 我孫子市 | 住宅リフォーム補助金制度 | 対象経費の5%(上限7万円)を補助。市外からの転入に伴う住宅取得とあわせたリフォームの場合は最大60万円まで補助。 (受付期間)令和8年度分 受付中 |
| 木更津市 | 空家リフォーム助成制度 | 空家を住居や高齢者サロンなど特定施設として利活用するリフォーム工事に対して、予算の範囲内で工事費の一部を助成 (受付期間)令和6年4月1日~予算額に達した時点で受付終了 |
| 神崎町 | 住宅リフォーム補助金 | 神崎町内に所在する住宅のリフォーム工事を行う者に対して、住宅リフォーム補助金を交付 ※完了予定時期が当該年度の3月20日以前である工事 |
| 山武市 | 三世代同居等支援補助金 | 山武市内に転入し三世代同居または近居をはじめる方の住宅の購入、新築、建替え、増築またはリフォーム工事にかかった費用の2分の1の額を補助 |
| 山武市結婚新生活支援補助金 | 結婚をきっかけに新たに住宅を購入、増改築または賃借した際にかかる費用や、引越しにかかった費用の一部を補助 (受付期間)令和6年4月1日~令和7年3月31日 |
|
| 酒々井町 | 住宅リフォーム補助金制度 | 町内施工業者を利用してリフォームを行う場合、工事費用の10%(上限10万円)を補助。雨水抑制施設を同時に設置する場合はさらに2万円を加算。 (受付期間)令和8年4月13日~令和8年11月30日(月) ※予算額に達した時点で受付終了 |
| 多古町 | 多古町住宅リフォーム補助金制度 | 町内施工業者を利用して住宅の増改築、修繕、模様替え等のリフォームを行う方に対して補助 |
| 銚子市 | 住宅リフォーム助成事業 | 市民が市内施工業者と契約して、住宅リフォームを行う場合に、その費用の一部を助成 |
| 長南町 | 住宅リフォーム補助金 | 住宅のリフォーム工事を行う町民に対して、その経費の一部を補助 |
| 東庄町 | 結婚新生活支援事業補助金 | 結婚に伴う新居の家賃、引っ越し費用、リフォーム費用等を支援 |
| 長柄町 | 住宅リフォーム補助金 | 町内施工業者またはセルフリノベーションにより住宅のリフォーム工事を行った者に対し補助金を交付 |
| 船橋市 | 結婚新生活支援事業 | 若年世帯の婚姻に伴う新生活の住居確保に係る初期費用(住宅の取得、賃貸、リフォーム及び引越に係る費用)を助成 |
| 八街市 | 結婚新生活支援事業補助金 | 婚姻を機に購入した住宅の費用、リフォーム費用、アパート等の家賃、引越し費用の一部を補助 (受付期間)令和8年1月1日〜令和9年3月31日 |
| 市区町村名 (50音順) |
我孫子市 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 住宅リフォーム補助金制度 |
| 概要 | 対象経費の5%(上限7万円)を補助。市外からの転入に伴う住宅取得とあわせたリフォームの場合は最大60万円まで補助。 (受付期間)令和8年度分 受付中 |
| 市区町村名 (50音順) |
木更津市 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 空家リフォーム助成制度 |
| 概要 | 空家を住居や高齢者サロンなど特定施設として利活用するリフォーム工事に対して、予算の範囲内で工事費の一部を助成 (受付期間)令和6年4月1日~予算額に達した時点で受付終了 |
| 市区町村名 (50音順) |
神崎町 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 住宅リフォーム補助金 |
| 概要 | 神崎町内に所在する住宅のリフォーム工事を行う者に対して、住宅リフォーム補助金を交付 ※完了予定時期が当該年度の3月20日以前である工事 |
| 市区町村名 (50音順) |
山武市 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 三世代同居等支援補助金 |
| 概要 | 山武市内に転入し三世代同居または近居をはじめる方の住宅の購入、新築、建替え、増築またはリフォーム工事にかかった費用の2分の1の額を補助 |
| 市区町村名 (50音順) |
山武市 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 山武市結婚新生活支援補助金 |
| 概要 | 結婚をきっかけに新たに住宅を購入、増改築または賃借した際にかかる費用や、引越しにかかった費用の一部を補助 (受付期間)令和6年4月1日~令和7年3月31日 |
| 市区町村名 (50音順) |
酒々井町 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 住宅リフォーム補助金制度 |
| 概要 | 町内施工業者を利用してリフォームを行う場合、工事費用の10%(上限10万円)を補助。雨水抑制施設を同時に設置する場合はさらに2万円を加算。 (受付期間)令和8年4月13日~令和8年11月30日(月) ※予算額に達した時点で受付終了 |
| 市区町村名 (50音順) |
多古町 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 多古町住宅リフォーム補助金制度 |
| 概要 | 町内施工業者を利用して住宅の増改築、修繕、模様替え等のリフォームを行う方に対して補助 |
| 市区町村名 (50音順) |
銚子市 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 住宅リフォーム助成事業 |
| 概要 | 市民が市内施工業者と契約して、住宅リフォームを行う場合に、その費用の一部を助成 |
| 市区町村名 (50音順) |
長南町 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 住宅リフォーム補助金 |
| 概要 | 住宅のリフォーム工事を行う町民に対して、その経費の一部を補助 |
| 市区町村名 (50音順) |
東庄町 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 結婚新生活支援事業補助金 |
| 概要 | 結婚に伴う新居の家賃、引っ越し費用、リフォーム費用等を支援 |
| 市区町村名 (50音順) |
長柄町 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 住宅リフォーム補助金 |
| 概要 | 町内施工業者またはセルフリノベーションにより住宅のリフォーム工事を行った者に対し補助金を交付 |
| 市区町村名 (50音順) |
船橋市 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 結婚新生活支援事業 |
| 概要 | 若年世帯の婚姻に伴う新生活の住居確保に係る初期費用(住宅の取得、賃貸、リフォーム及び引越に係る費用)を助成 |
| 市区町村名 (50音順) |
八街市 |
|---|---|
| 助成金・補助金の制度名 | 結婚新生活支援事業補助金 |
| 概要 | 婚姻を機に購入した住宅の費用、リフォーム費用、アパート等の家賃、引越し費用の一部を補助 (受付期間)令和8年1月1日〜令和9年3月31日 |
【注意】外壁塗装が「対象外」と明記されているケース
船橋市(住宅バリアフリー・断熱改修支援事業)
令和8年度の制度が発表されていますが、断熱改修やバリアフリー工事に対して最大8万円が支給される一方で、「外壁塗装工事は助成対象外」と明確に指定されています。 このように、自治体によっては塗装工事のみでは対象にならないケースもあるため、事前の要項確認が必須です。
九十九里町、神崎町、山武市、匝瑳市、多古町、長南町、東庄町、長柄町、船橋市、八街市、横芝光町、四街道市、我孫子市、印西市、君津市、鋸南町、栄町、佐倉市、酒々井町、芝山町、白子町、長生村、東金市、富里市、松戸市、睦沢町、八千代市 など。
※前年度末で一旦受付を終了した自治体も、2026年4月以降に新たな予算で令和8年度分の受付を再開する可能性が高いため、必ずお住まいの市区町村の公式ホームページを確認するか、担当窓口へお問い合わせください。
国による外壁塗装の助成金・補助金制度
お住まいの地域に自治体独自の制度がない、あるいはすでに予算上限で終了してしまった場合でも、国による大型補助金制度を利用できる可能性があります。
2026年(令和8年)は、国土交通省・経済産業省・環境省が連携する「みらいエコ住宅2026事業」や「住宅省エネ2026キャンペーン」が実施されています。
これらの制度では、開口部(窓やドア)の断熱改修やエコ住宅設備の設置といった必須工事とあわせて、外壁の断熱改修(塗装を含む一定の要件を満たす工事)を行うことで補助の対象となります。
要件を満たせば数十万円規模のまとまった補助金が支給されるため、リフォームの際はぜひ活用を検討したい制度です。
あなたが条件に該当するかどうか相談してみませんか?
助成金や補助金の申請には、工事前の写真や要件を満たす見積書、性能証明書など多くの書類が必要です。また、国の「みらいエコ住宅2026事業」などは、あらかじめ国に事業者登録をしている施工業者が申請手続きを行う仕組みになっています。
そのため、まずは補助金制度に詳しい地元のリフォーム業者へ相談し、見積もりを取る段階で「補助金を活用したい」と伝えることが最も確実な方法です。
助成金・補助金を申請する方法
一般的な手続きのステップは以下の通りです。必ず「工事着工前」に申請を行う点に注意してください。
助成対象の確認
ご自宅が要件を満たしているか、使用する塗料(遮熱・断熱塗料など)が対象になるかを確認します。
施工業者を選ぶ
自治体の制度を利用する場合、「その市区町村内に本社や営業所を持つ施工業者」に依頼することが必須条件となっているケースが多いため、業者選びは慎重に行いましょう。
必要書類を準備する
申請に必要な書類を準備します。
- 交付申請書(自治体指定のフォーマット)
- 見積書の写し
- 建物の登記簿謄本、または対象住宅の所有がわかる書類
- 施工前の建物の写真
- 前年度の納税証明書(税金に滞納がないことの証明)
- 使用する塗料の性能を証明するカタログ等の書類
申請受付を行う
着工前に、役所の窓口または郵送で必要書類を提出します。
審査および決定通知
自治体による審査が行われ、問題がなければ「交付決定通知書」が届きます。
施工開始
前に必ず「交付決定通知書」が手元に届いてから、業者に工事の着工を指示してください。通知前の着工は補助金の対象外となります。
施工完了報告をする
外壁塗装が完了したら、完了報告書、施工業者からの請求書・領収書の写し、施工後の写真などを提出します。
審査および確定通知
提出書類をもとに自治体が最終審査(場合によっては現地確認)を行い、「助成金交付額確定通知書」が届きます。
助成金・補助金の請求
確定通知書が届いた後、指定の口座振込等のための請求書を提出します。おおむね1ヵ月程度で指定口座に補助金が振り込まれます。
外壁塗装の助成金・補助金を活用して住まいをもっと快適に!
外壁塗装は家の見た目を美しくするだけでなく、外壁の耐久性や建物の断熱性・遮熱性を高める役割を持っています。
光熱費を節約してエコに貢献したり、住宅の性能を高めたりする目的で行う外壁塗装には、国や千葉県内の多くの市区町村で支援制度が用意されています。
2026年度の最新制度を上手に活用して、費用を抑えながら住まいの快適性をさらに高めましょう。ちば住宅コープでも、外壁塗装の補助金活用に関するご相談やお見積もりを承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

