【サイディング外壁塗装の完全ガイド】費用相場から塗料・業者選びまで徹底解説

【サイディング外壁塗装の完全ガイド】費用相場から塗料・業者選びまで徹底解説

30秒でわかるこの記事のポイント

  • サイディング外壁のメンテナンス時期は?
    外壁の「色あせ」「チョーキング」「ひび割れ」など、10の劣化サインを写真付きで徹底解説。劣化ステージに合わせたメンテナンス時期を正確に見極める方法がわかります。
  • 費用はいくらかかる?
    30坪の住宅で60万円〜110万円が目安。足場代や塗料代など、費用の内訳と単価相場を詳しく解説します。
  • 絶対に失敗しないためには?
    塗料の種類ごとの特徴や、信頼できる業者の見つけ方、悪徳業者を見抜くための見積書チェックポイントなど、後悔しないための情報が満載です。

この記事は、サイディング外壁塗装の基礎を網羅した完全ガイドとなっております。

目次

サイディング外壁塗装とは?サイディングの種類とメンテナンスの必要性を解説

サイディング外壁塗装とは?サイディングの種類とメンテナンスの必要性を解説「サイディングはメンテナンスフリーだから塗装は必要ない」と、新築時やリフォーム時に説明を受けたことがあるかもしれません。しかし、これは大きな誤解です。サイディング外壁の塗装は、単に見た目を美しく保つためだけではなく、皆様の大切な住まいを雨水や紫外線といった過酷な自然環境から守り、その資産価値を維持するために不可欠な、最も重要なメンテナンスなのです。

サイディング外壁塗装の役割は、サイディングボードの表面を覆う「塗膜」を再生することにあります。この塗膜こそが、防水機能や耐久性を担う保護シールドになっています。しかし、この塗膜は永久的なものではなく、経年により必ず劣化します。保護機能を失った塗膜を放置すると、サイディング材が直接ダメージを受け始め、雨水を吸収し、反りやひび割れ、さらには雨漏りといった深刻な事態を引き起こす原因となります。

したがって、サイディング外壁の塗装とは、「劣化した保護シールドを、新しい高性能なものに交換する」という、住まいの寿命を延ばすための極めて重要な投資と考えるべきです。

サイディングとは何か?

サイディングとは、建物の外壁に張られた建物を保護する仕上げ材(サイディングボード)のことです。
以前はセメント・水・砂を混ぜたモルタルが外壁材の主流でした。
しかし、断熱性やデザイン性の観点から、近年はサイディングが主流の外壁材となっております。
サイディングの表面には美観を維持しつつ建材を保護する塗膜が張られており、それを定期的にメンテナンスすることで快適な暮らしを保つことができるのです。

サイディングの種類と塗装メンテナンスの必要性

日本の戸建て住宅で採用されているサイディングには、主に以下の種類があり、それぞれに塗装メンテナンスが欠かせません。

窯業(ようぎょう)系サイディング

窯業系サイディングは、セメントに繊維質や混和剤などを混ぜて板状に成形し、窯を使った高熱処理で硬化させて作られる外壁材です。
現在の日本の戸建て住宅において約8割(※1)という圧倒的なシェアを誇り、最も一般的に使用されています。

人気の理由は、まずデザインのバリエーションが非常に豊富な点です。色や柄が多彩で、タイル調や木目調など、さまざまな住宅デザインに対応できます。また、主原料のセメントが持つ性質から耐火性にも優れており、製品の多くは国の定める耐火等級3〜4(火を45分〜60分以上遮る性能)に適合しています(※2)。加えて、大量生産が可能であるため、初期費用を比較的安く抑えられる点も大きなメリットです。

一方で、窯業系サイディングには重要な注意点があります。それは、素材自体に防水性がほとんどないという点です。製品表面の塗装によって防水機能が保たれているため、紫外線や雨風で塗膜が劣化すると、サイディング本体が水分を吸収しやすくなります。水分を含むと、ひび割れや反りの原因になるほか、冬場には内部の水分が凍結と融解を繰り返して素材を破壊する「凍害」を引き起こすリスクも高まります。

このため、窯業系サイディングの性能を長く維持するには定期的な塗装メンテナンスが不可欠であり、その実施が外壁の寿命を決めると言っても過言ではありません。

(※1)一般社団法人日本サッシ協会「2024年3月版『住宅用建材使用状況調査』の概要」
(※2)国土交通省「新築住宅の住宅性能表示制度ガイド」P8

金属系サイディング

金属系サイディングとは、ガルバリウム鋼板などの金属板の裏側に断熱材を一体化させた外壁材です。

最大の特徴は、非常に軽量であることです。製品にもよりますが、その重量はモルタル壁の約10分の1とも言われ、建物への負担が少ないため耐震性の向上に繋がります。この軽さを活かし、既存の外壁の上から重ねて施工する「カバー工法」リフォームで多用されています。近年ではデザイン性の高い製品が増えたことから、新築住宅で採用されるケースも増えています。

また、断熱材と一体になった構造により、高い断熱性を発揮し、夏の熱や冬の冷気が室内に伝わりにくくなります。これにより、冷暖房の効率がアップし、省エネ効果も期待できる点がメリットです。さらに、金属ならではの強度で、窯業系サイディングと比べてひび割れが起こりにくく、家を長持ちさせられます。

ただし、注意点として、表面の塗装に傷が付くとそこからサビが発生する可能性があります。また、経年により表面の焼き付け塗装が劣化すると、色あせや防水性の低下が起こるため、美観と防錆性能を維持するための定期的な再塗装メンテナンスが必要です。

なお、金属系サイディングにはいくつかの種類があります。かつてはトタンが主流でしたが、現在は耐久性や防錆性に優れたガルバリウム鋼板(鋼板をアルミ・亜鉛・シリコンでめっきしたもの)や、さらに性能を高めたSGL(ガルバリウムにマグネシウムを追加したもの)が広く普及しています。

その他のサイディング(木質系・樹脂系)

木質系サイディングは、天然木ならではの温かみのある質感が魅力ですが、水分やそれによる腐食に弱く、こまめな塗装メンテナンスが不可欠です。樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を主成分とし、非常に高い耐久性と耐候性を持ち、シーリング(目地の充填材)を使用しない製品が多いため、一般的には塗装の必要性は低いとされています。しかし、絶対的なものではなく、製品や環境によっては色あせなどが起こる場合もあります。

サイディングの種類ごとのメンテナンス時期

どの種類のサイディングであっても外壁塗装のメンテナンスを定期的に行う必要性があることが確認できました。
それでは、メンテナンスはいつ行うべきなのでしょうか。
目安の時期をサイディングの種類ごとにまとめました。

  • 窯業系サイディング:7年~10年
  • 金属系サイディング:10年~15年
  • 木質系サイディング:7年~10年
  • 樹脂系サイディング:10年~20年

上記の年数はあくまで目安ですが、これを参考に検討してみてください。

我が家は大丈夫?塗装時期を見極める10の劣化サイン【写真付き】

外壁塗装の最適なタイミングを逃さないためには、ご自身の目で住まいの状態を定期的にチェックすることも重要です。専門家でなくても判断できる、代表的な10の劣化サインをリスクレベルと共に解説します。特にリスクレベル「高」以上のサインを見つけた場合は、早急な専門家による診断をおすすめします。

これらの劣化サインは、単なる個別の事象ではなく、多くの場合、一連の「劣化の連鎖」として進行します。よって1つのみならず複数のサインが同時に見つかることも多々あります。初期の表面的な劣化を1つでも放置してしまうと、気付かぬうちに複数の劣化が進行してしまうという事態に陥りかねません。
放置がいかに深刻な構造的問題へと繋がっていくか理解することで、メンテナンス時期を適切に判断できるようにしましょう。

ステージ1:塗膜表面の劣化(早めのメンテナンス計画を)

1. 色あせ(リスク:低)

ステージ1:塗膜表面の劣化(早めのメンテナンス計画を)新築時や前回の外壁塗装時と比べて、色が薄くなったり、くすんで見えたりする状態です。特に日当たりの良い南面や西面で顕著に現れます。これは、紫外線によって塗料の顔料が分解されることで起こる最初の劣化サインです。防水機能が直ちに失われるわけではありませんが、サイディングボードを覆う塗膜の保護能力が低下し始めている証拠です。

2. チョーキング現象(リスク:中)

2. チョーキング現象(リスク:中)外壁を手で触った際に、指に白い粉が付着する現象です。この粉の正体は、塗膜の樹脂成分が劣化することによって、塗膜内の顔料が粉状になって表面に出てきたものです。
チョーキングが発生している状態では塗膜が水を吸収してしまうため、水に濡れた時にその部分だけ変色するというサインを示す場合もあります。チョーキングが見られた場合、塗膜の防水効果がほぼ失われていることになりますので、外壁塗装メンテナンスを検討すべき明確なサインとして覚えておきましょう。

ステージ2:防水機能の喪失(塗装を具体的に検討すべき時期)

3. コケ・藻・カビの発生(リスク:中)

ステージ2:防水機能の喪失(塗装を具体的に検討すべき時期)外壁の北面や日陰など日の当たらない場所や湿気の多い場所に、緑色のコケや黒ずんだカビが発生している状態です。健康な塗膜は水を弾くため、コケやカビは繁殖できません。これらの発生は、塗膜の防水性が失われ、外壁が常に水分を含んで湿った状態になっていることを示しています。十分注意が必要なサインと言えます。

4. シーリング(コーキング)のひび割れ・肉やせ(リスク:高)

4. シーリング(コーキング)のひび割れ・肉やせ(リスク:高)サイディングボードの継ぎ目や窓サッシ周りを埋めているゴム状のシーリング材が硬化し、ひび割れたり、痩せて隙間ができていたりする状態です。シーリングは外壁よりも寿命が短く、多くの場合7〜10年で劣化が始まります。この隙間は雨水の直接的な侵入口となり、壁の内部構造を腐食させる重大な原因となるため、非常に危険なサインです。

ステージ3:塗膜のダメージ(早急な対応が必要)

5. 塗膜の膨れ(リスク:高)

5. 塗膜の膨れ(リスク:高)塗膜が水ぶくれのようにプクッと膨らんでいる状態です。これは、塗膜とサイディングボードの間に雨水が浸入し、太陽熱で蒸発する際に塗膜を内側から押し上げることによって発生します。外壁内部に水が回っている確実な証拠であり、放置すると剥がれに繋がります。

6. 塗膜の剥がれ(リスク:非常に高い)

6. 塗膜の剥がれ(リスク:非常に高い)塗膜が剥がれ落ち、下地であるサイディングボードが直接露出している状態です。保護するものを完全に失ったサイディング材は、雨水を直接吸収し、急激に劣化が進行します。ここまでくると、サイディング塗装だけでは済まない可能性も出てきます。

ステージ4:サイディング基材の劣化(専門家による緊急診断を)

7. 金属サイディングのサビ(リスク:高)

7. 金属サイディングのサビ(リスク:高)金属サイディングの表面にサビが発生している状態です。表面の塗膜が傷や劣化によって剥がれ、金属素地が露出することで発生します。小さなサビでも放置すると広範囲にサビが広がり、穴が開いてしまう恐れがあるため、早期の補修と防錆塗装が必要です。

8. 軒天のシミ(リスク:高)

8. 軒天のシミ(リスク:高)屋根の裏側にあたる軒天部分に、雨染みや黒ずみができている状態です。これは、屋根からの雨漏りが原因となっていたり、壁を伝って水が浸入しているサインである可能性もあります。その場合、サイディング外壁内部に雨水が長期間侵入していることになります。見落としがちな場所ですが、建物の重大な欠陥を示唆している場合があるため、注意が必要です。

9. サイディングボードのひび割れ(クラック)(リスク:非常に高い)

9. サイディングボードのひび割れ(クラック)(リスク:非常に高い)サイディングボード自体に亀裂が入っている状態です。幅0.3mm以上のひび割れは「構造クラック」と呼ばれ、雨水が外壁内部に容易に浸入する危険な状態です。建物の構造に影響を及ぼす可能性もあるため、早急な補修が必要です。

10. サイディングの反り・浮き(リスク:致命的)

10. サイディングの反り・浮き(リスク:致命的)サイディングボードが水分の吸収・乾燥を繰り返すことで、変形して反ってしまったり、釘が緩んで壁から浮き上がったりしている状態です。長期間にわたる水分浸入が原因であり、内部の下地が腐食している可能性も考えられます。サイディング塗装での解決は不可能であり、張り替えなどの大規模な工事が必要になる場合があります。

我が家の塗装費用はいくら?サイディング塗装の費用相場とその内訳

外壁塗装を検討する上で最も気になるのが「一体いくらかかるのか」という費用面でしょう。ここではサイディング塗装の費用相場を、住宅の大きさ(坪数)別の大まかな目安から、工事項目ごとの詳細な内訳まで、具体的に解説します。あなたのご自宅の塗装費用も、こちらを参考に検討してみましょう。

坪数別・サイディング塗装の費用目安

まずは、ご自宅の大きさに合わせた大まかな予算感を把握しましょう。坪数は延床面積を指します。

坪数 塗装面積の目安 費用相場
20坪 79㎡ 40万円~70万円
30坪 119㎡ 60万円~110万円
40坪 158㎡ 70万円~140万円
50坪 198㎡ 80万円~180万円

※塗装面積は坪数×3.3×係数1.2で計算。
※足場代、飛散防止ネット代、シーリング処理費を含む。
※廃棄物処理費、現場管理費、運搬・交通費、付帯塗装費等は含まれていません。

一般的な30坪程度の戸建て住宅のサイディング塗装の費用は「60万円〜110万円」。これがひとつの目安となりそうです。ただしこの金額はあくまで目安であり、住宅の形状、劣化状況、そして何より「どのグレードの塗料を選ぶか」によって大きく変動します。正確な費用を知りたいときは、専門業者に見積を依頼しましょう。

サイディング塗装費用の詳細内訳と単価相場

上の表の総額だけを見ても、その価格が適正なのか判断するのは難しいものです。見積書を正しく理解し、業者との交渉を有利に進めるためにも、費用の内訳を把握しておくことが非常に重要です。以下は、30坪の住宅(外壁面積120㎡、シーリング120m、足場面積150㎡と仮定)を例にした各工事項目の単価相場と費用目安です。

項目 単位 単価相場 30坪住宅の費用目安 備考
足場代(飛散防止ネット含む) 900円~1,600円 13,5万円~24万円 安全な作業に必須。「足場代無料」という宣伝には注意が必要。
高圧洗浄 100円~300円 1.2万円~3.6万円 汚れや古い塗膜を除去し、塗料の密着性を高めるための重要な工程。
養生 300円 3.6万円 窓やドア、植木などを塗料の飛散から守る作業。
シーリング打ち替え m 900円~1,200円 10.8万円~14,4万円 既存のシーリングを全て撤去し、新しく充填する最も確実な方法
シーリング増し打ち m 500円~900円 6万円~10,8万円 既存の上に重ねて充填。劣化が軽微な場合のみ適用。
外壁塗装(3回塗り) 2,300円~5,500円 27.6万円~66万円 費用が最も変動する部分。塗料のグレードに依存。
付帯部塗装(軒天、雨樋など) m・㎡ 雨どい・軒天 800~1500円 9.6万円~18万円 家全体の耐久性と美観に関わる重要な部分。
諸経費 3万円~10万円 3万円~10万円 現場管理費、廃材処理費、交通費など。
合計 約64,5万円~139,6万円

この内訳を見ると、塗装費用そのものだけでなく、「足場代」や「シーリング工事費」が大きな割合を占めていることがわかります。特に足場代は、どのようなグレードの塗料を選んでも必ず発生する、十数万円の固定費です。

この事実から、外壁塗装における長期的なコスト削減の最も賢明な考え方が導き出されます。それは、目先の塗料代の安さで選ぶのではなく、「一回の足場設置で、どれだけ長持ちする塗装ができるか」という視点を持つことです。

例えば、耐用年数8年の塗料と、耐用年数16年の塗料を考えてみましょう。16年間で、前者は2回の工事(足場代も2回)が必要ですが、後者は1回の工事で済みます。初期費用は後者の方が高くても、16年間のトータルコストで考えると、足場代1回分(15万円〜20万円)をまるごと節約できるため、結果的に安くなるケースがほとんどです。外壁塗装の費用を考える際は、この「足場代を何回払うことになるか」という長期的な視点を忘れないようにすることが、コスト削減につながる賢い選択の鍵となります。

塗料選びで失敗しない!サイディング塗装用塗料の種類と特徴を徹底比較

塗料選びで失敗しない!サイディング塗装用塗料の種類と特徴を徹底比較外壁塗装の成否は、塗料選びにかかっていると言っても過言ではありません。塗料の性能が、住まいの耐久性、美観、そして次のメンテナンスまでの期間を決定づけます。ここでは、現在主流となっている塗料の種類を、性能、耐用年数、価格の観点から徹底的に比較し、ご自身のニーズに合った最適な塗料を見つけるための指針を示します。

塗料は主に「合成樹脂」「顔料」「添加剤」の3つの要素で構成されていますが、その性能を決定づける最も重要な要素が「合成樹脂」です。どの樹脂を主成分としているかによって、塗料のグレードと価格が大きく変わります。

主要な外壁塗料の性能・耐用年数・価格比較

以下の表は、各塗料の特性を一目で比較できるようにまとめたものです。「年間コスト目安」は、30坪住宅の塗装費用目安を耐用年数の中間値で割ったもので、長期的なコストパフォーマンスを判断する上での参考にしてください。

樹脂の種類 耐用年数 ㎡単価 30坪の塗装費用目安 1年間のコスト目安 特徴
アクリル 5年~7年 1,000~1,800円 60~75万円 10万円 安価だが紫外線に弱く、耐候性が低い。現在、戸建て住宅の外壁塗装で使われることは稀。
ウレタン 8年~10年 1,800~2,500円 70~85万円 8.2万円 柔軟性があり密着性に優れるが、シリコン塗料の普及により主役の座を譲った。
シリコン 12年~15年 2,500~3,500円 80~100万円 6.9万円 コストと耐久性のバランスが最も良く、現在の外壁塗装における「標準」塗料。圧倒的なシェアを誇る。
ラジカル制御型 13年~16年 3,000~4,000円 85~110万円 6.5万円 シリコン塗料の価格帯でありながら、フッ素に迫る耐久性を持つ。「次世代の標準」と言える高コスパ塗料。
フッ素 15年~20年 4,000~5,500円 100~130万円 6.2万円 高い耐久性と防汚性が特長。メンテナンスの回数を極力減らしたい場合に最適。初期費用は高価。
無機 20年~25年 4,500~6,000円 110~150万円 5.8万円 最高クラスの耐久性を誇る。紫外線で劣化しない無機物を主成分とするため、超長寿命。塗膜が硬い特性も。

塗料選びのポイントとおすすめの考え方

この比較表から、現代の塗料選びにおける明確な選択肢が見えてきます。

  • 迷ったら定番の「シリコン塗料」
    長年の実績と豊富な製品ラインナップがあり、価格と性能のバランスが取れた安心の選択肢です。多くの塗装業者で標準的に扱われており、信頼性の高い塗料です。
  • コストパフォーマンスで選ぶなら「ラジカル制御型塗料」
    2010年代に登場した比較的新しいこの塗料は、塗膜を劣化させる原因物質「ラジカル」の発生を抑制する技術が組み込まれています。これにより、従来のシリコン塗料とほぼ同等の価格でありながら、耐用年数はフッ素塗料に迫る13〜16年を実現しています。長期的な視点で見れば、現在の塗料市場で最もコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。「パーフェクトトップ」(日本ペイント)や「プレミアムシリコン」(エスケー化研)などが代表的な製品です。
  • メンテナンスの手間を最優先で減らしたいなら「フッ素塗料」または「無機塗料」
    初期投資は高くなりますが、20年前後の長い期間、塗り替えの必要がありません。頻繁なメンテナンスが難しい方や、長期的に住み続けることが確定している方にとっては、結果的に最も経済的な選択となる可能性があります。

塗料について詳細はこちら

特殊な仕上げと機能性塗料

単色で塗りつぶす以外にも、サイディングの特性を活かすための様々な選択肢があります。

  • クリア塗装
    透明な塗料で、既存のサイディングのデザインや質感をそのまま活かして保護する塗装方法です。レンガ調やタイル調など、意匠性の高いサイディングに適しています。ただし、
    極めて重要な注意点があります。クリア塗装は、色あせやひび割れ、チョーキングなどの劣化がほとんどない、築10年以内の比較的状態の良い外壁にしか施工できません。劣化が進行した壁に塗ると、劣化した状態をそのまま閉じ込めてしまうことになり、美観が損なわれるためです。
  • 遮熱塗料
    太陽光に含まれる近赤外線を効率よく反射し、外壁表面の温度上昇を抑える機能を持つ塗料です。特に夏場の室内温度上昇を緩和し、冷房効率を高める効果が期待できるため、西日が強い住宅や2階の部屋が暑くなりやすい住宅におすすめです。
  • 多彩色塗装
    2色以上の色を使って、複雑な模様を持つサイディングのデザインを再現する塗装方法です。単色で塗りつぶすと失われてしまう高級感を、塗装で蘇らせることができます。

塗装だけじゃない?サイディング外壁の3つのメンテナンス方法

サイディング外壁の劣化が進行してしまった場合、塗装だけが唯一の解決策ではありません。

外壁の状態によっては、塗装以外のメンテナンス方法が最適、あるいは必須となるケースがあります。ここでは、「外壁塗装」「重ね張り(カバー工法)」「張り替え」の3つの主要なメンテナンス方法を比較し、それぞれのメリット、デメリット、費用、そしてどのような状態に適しているかを解説します。

この選択は、前述の「II. 劣化サイン」でご自身が確認した症状の深刻度と密接に関連しています。診断結果に応じて、最適なメンテナンス方法を選ぶことが重要です。

①外壁塗装(塗り替え)

  • 概要: 既存のサイディングの上に、新しい塗料を塗って保護機能を回復させる方法。
  • 最適な状態: サイディングボード自体に反りや大きなひび割れなどの深刻なダメージがなく、主に塗膜の劣化(色あせ、チョーキング、軽微なひび割れなど)が問題となっている場合。ステージ1〜2の劣化サインが中心のケース。
  • メリット:
    • 3つの方法の中で最も費用が安い。
    • 工期が比較的短い(1〜2週間程度)。
    • 好きな色を選んで、住まいのイメージを一新できる。
  • デメリット:
    • サイディングボード自体の劣化(反り、割れ)は補修できない。
    • 下地の防水シートなどの内部構造は確認・補修できない。
  • 費用相場: 40万円~130万円

②重ね張り(カバー工法)

  • 概要: 既存のサイディング壁の上から、新しい軽量なサイディング材(主に金属系サイディング)を張り付ける方法。
  • 最適な状態: 塗膜の劣化が激しく塗装では美観が回復しないが、既存のサイディングボードに大きな反りや浮きがなく、下地がまだ健全である場合。ステージ3の劣化サインが見られるが、内部の腐食までは至っていないと判断されるケース。
  • メリット:
    • 既存の壁を解体しないため、廃材が少なく、工期が比較的短い。
    • 外壁が二重になることで、断熱性や遮音性が向上する。
    • 張り替えに比べて費用が安い。
  • デメリット:
    • 内部の下地の状態を確認できないため、もし内部で腐食が進行している場合は問題の先送りにしかならない。
    • 壁の総重量が増えるため、建物の耐震性にわずかながら影響が出る可能性がある。
    • 窓やドア周りの納まりが複雑になる場合がある。
  • 費用相場: 100万円~250万円

③張り替え

  • 概要: 既存のサイディングを全て撤去し、下地である防水シートや胴縁(どうぶち)の状態を確認・補修した上で、新しいサイディング材を張り付ける最も根本的なリフォーム方法。
  • 最適な状態: サイディングボードに反り、浮き、広範囲のひび割れなど深刻なダメージがある場合や、雨漏りの形跡があり、壁内部の下地の腐食が疑われる場合。ステージ4の致命的な劣化サインが見られるケース。
  • メリット:
    • 壁内部の下地や防水シートも新しくできるため、住宅の防水性能を根本から回復できる。
    • 建物の寿命を大幅に延ばすことができる。
    • サイディングの種類を全く新しいものに変更できる。
  • デメリット:
    • 3つの方法の中で最も費用が高額になる。
    • 既存壁の解体・撤去費用がかかり、工期も長くなる。
  • 費用相場: 120万円~340万円程度

これらの選択肢を正しく判断するためには、専門家による正確な診断が不可欠です。「まだ塗装で大丈夫」なのか、「カバー工法で対応可能」なのか、それとも「張り替えなければ危険」なのか。劣化サインを自己診断した上で、複数の専門業者に現地調査を依頼し、それぞれの提案を比較検討することが、最良の選択に繋がります。

サイディング塗装工事の全工程と期間を解説

サイディング塗装工事の全工程と期間を解説サイディング塗装工事がどのような流れで進むのかを事前に把握しておくことは、不安を解消し、工事の品質をチェックする上でも非常に重要です。ここでは、一般的なサイディング塗装工事の全工程を、目安となる期間とともに詳しく解説します。

天候にもよりますが、実際に作業を行うのは8~10日前後、そして全体の工期は10日〜14日程度が標準的です。

各工程でどのような作業を行うのか、見ていきましょう。

【1日目】近隣へのご挨拶・足場設置・飛散防止ネット養生

作業の1日目には、工事開始前に業者が近隣住民へ工事の概要(期間、内容、騒音など)を説明し、挨拶回りを行います。ご近所トラブルを防止する欠かせない業務工程です。
その後、作業の安全性と品質を確保するための足場を組み立て、塗料や洗浄水が周囲に飛び散らないよう、建物全体をメッシュ状の飛散防止ネットで覆います。

【2日目】外壁の高圧洗浄

作業2日目には、外壁の高圧洗浄を行います。

高圧洗浄機を使い、外壁に付着した長年の汚れ、コケ、藻、そして劣化した古い塗膜を徹底的に洗い流すのです。この工程を丁寧に行うかどうかが、新しい塗料の密着性を大きく左右します。洗浄が不十分だと、どんなに良い塗料を使っても数年で剥がれてしまう原因となる、極めて重要な下準備です。洗浄後は、壁を完全に乾燥させるために1日以上の乾燥期間を設けます。

【3日目】下地処理・シーリング工事

高圧洗浄から1~2日経ち外壁表面が乾燥したことを確認したのち、次の作業工程に移ります。

作業3日目は、外壁塗装を行う直前の工程として、外壁の補修作業を行います。軽微なひび割れを専用の補修材で埋めたり、金属部分のサビを落としたりします。また、この段階で劣化した古いシーリングを撤去し、新しいシーリング材を充填する「打ち替え」工事を行うのが一般的です。シーリングを塗装前に新しくしておくことで、塗膜がシーリングを保護し、より長持ちさせることができます。

【4~5日目】養生・下塗り

作業4日目は、塗料が付着してはいけない窓やドア、給湯器、植木などをビニールシートで覆う「養生」作業を行います。この後はいよいよ塗装工程に入ります。

その最初の工程として「下塗り」を行っておきます。下塗り塗料(プライマーやシーラーと呼ばれる)は、サイディング材と次に塗る塗料との密着性を高める接着剤の役割を果たします。この下塗りを省略すると、塗膜の剥がれに直結します。

【6日目】中塗り

作業6日目ほどの工程で、お客様が選んだ仕上げ用塗料の1回目の塗装に取りかかります。下塗りの上に塗ることで、塗膜に適切な厚みを持たせ色ムラを防ぐのです。

【7日目】上塗り

中塗りの翌日の工程として、7日目には2回目の塗装を行います。仕上げ用塗装の工程のなかでも最終段階となります。

中塗りと同じ塗料を塗り重ねることで、塗膜の厚みを均一にし、塗料が本来持つ耐久性、耐候性、美観を最大限に引き出します。外壁塗装は、この「下塗り・中塗り・上塗り」の合計3回塗りが基本であり、品質を保証する上での絶対的な基準です。

【8日目~】付帯部の塗装・業者による点検・手直し

外壁本体の塗装が終わったら、軒天(屋根の裏側)、破風板(屋根の側面)、雨樋、水切り板金、雨戸といった「付帯部」の塗装を行います。これらの部分も丁寧に塗装することで、家全体の耐久性と美観が向上します。全ての塗装が完了したら、業者が塗り残しやムラがないか、厳しくチェックし必要に応じて手直しを行います。

【最終日】施主検査・足場解体・清掃・完工

工事の最終段階として、施主(お客様)が業者と共に仕上がりを確認する「施主検査」を行います。気になる点があれば遠慮なく指摘し、修正を依頼しましょう。施主が納得したら足場を解体し、敷地内を清掃して、全ての工程が完了となります。

サイディング塗装の全工程の総括

天候や作業の難易度などにもよりますが、全工程を終えるまでの全体の工期は10日〜14日程度、実際に作業を行うのは8~10日前後であることが確認できました。

工事の品質は、最終的な「上塗り」の美しさだけで決まるわけではありません。むしろ、一般の方の目からは見えにくい「高圧洗浄」「下地処理」「下塗り」といった準備工程の丁寧さが塗装の寿命を決定づけるのです。

悪質な業者は、この見えにくい部分で手間を省き、コストを削減しようとします。工事中は、これらの準備工程がしっかりと行われているか、時折確認することが、手抜き工事を防ぐための有効な手段となります。

信頼できる優良業者の見つけ方と悪徳業者を見抜く見積書のチェックポイント

外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、技術力があり、誠実に対応してくれる優良な業者に依頼することが、成功への最も重要な鍵となります。しかし、残念ながら塗装業界には、手抜き工事や不当な高額請求を行う悪徳業者が存在するのも事実です。

ここでは、後悔しない業者選びのための具体的なチェックポイントと、業者から提出された「見積書」からその信頼性を見抜くための方法を、一つのセクションにまとめて詳しく解説します。なぜなら、見積書は単なる価格表ではなく、その業者の技術力、誠実さ、プロ意識を映し出す最も重要な診断ツールだからです。

信頼できる優良業者を見つけるための「5つの原則」

優良業者を見つけるために、注意すべき5つの原則をまとめました。

5つの原則

  • 「地元密着」で「施工実績」が豊富な業者を選ぶ
  • 「資格・許可」の有無を確認する
  • 「丁寧な現地調査」と「分かりやすい説明」をしてくれるか
  • 「書面での保証」と「アフターフォロー」が明確か

これを念頭に置いて、信頼できる業者にサイディングの塗装(外壁塗装)を依頼しましょう。

1. 必ず「相見積もり」を取る

1社だけの見積もりで契約を決めてしまうのは非常に危険です。最低でも3社から見積もりを取り、価格、提案内容、担当者の対応を比較検討しましょう。これにより、地域の費用相場が把握でき、極端に高い、あるいは安すぎる業者を避けることができます。相見積もりを取る際は、各社に「他社にも見積もりを依頼しています」と伝えることで、健全な競争意識が働き、より誠実な提案を引き出しやすくなります。

2. 「地元密着」で「施工実績」が豊富な業者を選ぶ

長年にわたり特定の地域で営業し続けてきた塗装業者は信頼性が高い傾向にあります。なぜなら悪い評判が立てば同じ地域で事業を続けられないはずだからです。地元密着型の塗装業者を探し、ホームページにご自身の自宅と似たような建物の施工実績が掲載されているか確認してみましょう。具体的な工事内容や費用について豊富に掲載されていれば、さらに信頼度が増します。

3. 「資格・許可」の有無を確認する

必須ではありませんが、以下の資格や許可を保有している業者は、一定の技術力と経営基盤があると判断できます。

  • 建設業許可: 500万円以上の工事を請け負うために必要な国土交通大臣または都道府県知事の許可です。取得には厳しい要件があり、社会的な信用の証となります。
  • 塗装技能士: 国家資格であり、特に1級は7年以上の実務経験が必要なため、熟練の職人が在籍している証となります。

4. 「丁寧な現地調査」と「分かりやすい説明」をしてくれるか

優良な業者は、現地調査に30分〜1時間ほどかけて、屋根や外壁の状態を隅々まで丁寧に診断します。その際に専門用語を多用せず、劣化の状況や必要な工事内容を写真などを見せながら素人にも分かりやすく説明してくれる業者は、顧客目線に立った信頼できる業者と言えるでしょう。

5. 「書面での保証」と「アフターフォロー」が明確か

塗装工事後の保証内容(保証期間、保証対象など)を書面で明確に提示してくれるかを確認しましょう。口約束はトラブルの元です。また、工事後の定期点検など、アフターフォローの体制が整っているかも、長期的に住まいを守ってくれる業者かどうかを見極める重要なポイントです。

見積書で悪徳業者を見抜く!「良い見積書 vs 悪い見積書」

業者から提出された見積書は、その会社の姿勢を最も雄弁に物語ります。以下の比較表を参考に、手元の見積書を厳しくチェックしてください。

チェック項目 悪い見積書の典型例 良い見積書の条件
足場 「足場代一式」と記載され、詳細が書かれていない。 足場面積が「〇〇㎡」と正確に記載されている。
高圧洗浄 「高圧洗浄一式」と記載され、、詳細が書かれていない。 「バイオ洗浄」など、具体的な工法名が記載されている。洗浄箇所が「外壁」「屋根」「ベランダ」など具体的に示されている。
養生 養生に関する項目が見積もりに含まれていない。または「養生一式」と記載されている。 「養生・飛散防止ネット」などの、作業内容と費用が明記されている。使用する材料や面積が詳細に記載されている場合もある。
下地補修 「下地補修一式"」と記載されている。または、項目自体が見積もりにない。 「クラック(ひび割れ)補修」「ケレン(サビ落とし)」「シーリング打ち替え」など、具体的な作業内容と数量が細かく記載されている。
下塗り・中塗り・上塗り 「塗装工事一式」と、まとめて記載されている。または「シリコン塗装」など塗料の種類しか書かれていない。 「下塗り」「中塗り」「上塗り」と工程が分けられ、それぞれの塗料のメーカー名、商品名、品番が具体的に記載されている。
付帯部(ふたいぶ)の塗装 「付帯部塗装一式」と記載され、どの部分が含まれるか不明瞭。 破風、軒天、雨どいなど、塗装する部位ごとに数量と単価が詳細に記載されている。

これらのポイントをおさえておけば、3社以上の相見積もりで業者を見極める時の判断基準が明確になります。

見積書について詳細はこちら

その他の危険なサイン

  • 大幅な値引きや契約を急がせる: 「今契約すれば足場代を無料にします」「キャンペーンは今日までです」といった言葉で即決を迫る業者は、手抜き工事で利益を確保しようとしている可能性が高く、非常に危険です。
  • 根拠のない不安を煽る: 具体的な写真やデータを示さずに、「このままでは雨漏りしますよ」などと過度に不安を煽り、契約を焦らせる手口にも注意が必要です。

最終的に業者を選ぶ際は、提示された金額の安さだけで判断してはいけません。多少価格が高くても、詳細で透明性の高い見積書を提出し、質問に誠実に答えてくれる業者を選ぶことが、結果的に最も安全で、満足度の高い外壁塗装を実現する最善の方法です。その詳細な見積書こそが、業者が提供する「品質への約束」なのです。

サイディング外壁塗装に関するQ&A

Q1:塗装に最適な時期はいつですか?
A1:塗装に最適な時期は、湿度や気温が安定している春(3月~5月)か、秋(9月~11月)です。これらの時期は塗料が乾燥しやすく、品質の高い仕上がりが期待できます。梅雨や冬は避けた方が無難ですが、最近の塗料は性能が向上しているため、経験豊富な業者であれば施工が可能な場合もあります。
Q2.作業日が雨になった場合、工事は延期になりますか?
A2.基本的に、雨の日は塗装作業は行いません。塗料が雨で流されたり、乾燥が不十分になったりして、剥がれなどの不具合の原因となるためです。ただし、足場の設置や高圧洗浄、養生(ビニールシートなどで覆う作業)など、雨に影響されない作業は行うことがあります。工事の進捗は天候に左右されることを理解しておきましょう。
Q3.塗装工事中に近隣からクレームが来た場合、どのように対応すればいいですか?
A3.塗装工事は、騒音や塗料の飛散などで近隣に影響を与える可能性があります。万が一クレームが来た場合、まずはすぐに業者に連絡し、対応を任せましょう。
クレームを未然を防ぐために、施工業者が最初の作業日に事前挨拶を行っている場合が多いです。業者の方とともに施主(お客さま)ご自身も挨拶して回ると、近隣の方からの理解を得られやすくなります。

まとめ:サイディング外壁塗装は慎重にご検討ください。

まとめ:サイディング外壁塗装は慎重にご検討ください。外壁材として主流となったサイディングボードには、さまざまな種類があり、それぞれに特性や費用の違いがありました。

そんなサイディング外壁塗装をご検討中の方は、10の劣化サインを確認してメンテナンス時期を慎重に見極めましょう。何度も述べている通り、劣化を放置することは極めて危険です。
住宅の寿命を延ばし資産価値を維持するためにも、素早く対応することをおすすめします。

外壁塗装にかかる費用相場は住宅30坪で「60万円〜110万円」が1つの目安でした。複数業者に依頼し相見積もりをすることで、正確な費用を把握し優良業者を見極めることができます。まずはかんたんな無料見積もりなどから始めてみましょう。

サイディング外壁塗装を行うためには、費用についてだけでなく、どの業者に依頼するのか、外壁塗装にどの塗料を使用するか、作業工程と期間はどうなるのか、などについて、慎重に情報収集することが求められます。施工を担当する業者と綿密に話し合っていく必要がありそうです。

千葉県知事の認可を受けた住宅専門の生協ちば住宅コープは、適正価格と信頼できる施工体制が強みです。生協コープとしての透明性と公共性を担保し、お客様にとって不利益になるような無理な営業は行いません。厳しい基準をクリアした「プロデューサー組合員」と呼ばれる施工業者が在籍し、高品質かつ適正価格での補修工事を行っています。サイディング塗装に関するご相談から工事まで、安心してお任せください。

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